グロが苦手なゾンビ

雑記ブログに転向しました。ホラー映画ばっかり見てると辛いもん。

アンダーワールド 覚醒

あいうえお順ホラー第6作目はこちら。 

アンダーワールド 覚醒  

 ついにタイトルが漢字になった、これはデカい

 

あらすじ
吸血鬼族と狼男族のリーダーがいなくなり、平和になったかと思いきや、今度は人類が吸血鬼・狼男の殲滅に動き出す。主人公達も逃亡の末に捕まり、研究対象として氷漬けにされる。
12年後、何者かによって解凍された主人公は、解凍してくれたのが一緒に捕まった恋人だと信じて研究施設を脱出、解凍者を追跡するが、追いついた先にいたのは謎の少女だった。主人公と謎の少女の逃亡劇が始まる。 

感想
引き伸ばしが始まった。今作で最後だと勘違いしていた私も悪いが、それにしても前3作で上がってきたテンションがガクッと下がってしまった。要因は以下の3点。

化け物感が足りない
今回出てきたのは巨大な狼男だけ。巨大化するだけならバイオハザードの二番煎じじゃんと思ってしまう。主人公も女性だしね。原作のゲーム要素とか質量保存を完全に無視したグロい化け物要素とかアドベンチャー要素とかよっぽどバイオのが面白いよ。
今作ラストの『強大な敵が現れれば私たちも強くなる』的な台詞も?だよ。第二作の方がよっぽど怪物感がある敵だったし、今回そんなに強くなってないだろとツッコミ所多数。結局狼男も巨大化状態では倒せず、人間形態に戻ったところで倒す形だったし。
そもそもタイトルの覚醒がわからない。今までもタイトルがわかりにくいとは書いたけど、今回は何が覚醒したのか全然わからない。どうしてこうなった。
余談だけど、主人公が巨大狼男の背中を剣で刺すシーンを見て魔法陣グルグルを想像した人がいたら一緒に飲みましょう。肩の後ろの二本の角の真ん中にあるトサカの下のウロコの右!! 

今までの設定は何処へ
個人的には1作目で狼男族が執拗に青年を追っていた理由を知りたい。見逃してるか察することができてないかもしれない。でもせっかく三作目でリーダーを掘り下げて狼男族も可哀想なやつらなんだと思わせたのに、また完全に狼男族が悪者になってて非常に勿体無いと思う。これじゃあ青年が女の子に変わっただけだよ。

 俺たちの戦いはこれからだ
今までは、『まだ強大な敵が残っている』的な引きで終わっていた。それはまぁ少年漫画的な引きで許せた。しかし今作の『青年がどっかいっちゃったから探しに行こう』って引きはどうなんだろう。正直感動の再会で終わりで良かった。女の子の秘密なんてどうせ人口的に超人を作ったみたいな感じだろう。引き延ばす必要はあったのだろうか。今後に期待していいんだろうか。

 まとめ
せっかくテンション上がってきたのに、今まで築き上げた設定とかぶん投げて引き伸ばしてきたという印象。5作目は現在撮影中とのこと。個人的には人間VS吸血鬼・狼男同盟とか熱い展開になってほしい。実は狼男リーダーが生きてて主人公に背中を預けて戦って、最後に主人公を庇って倒れ、『今度は助けることができたぜ、ぐふっ』みたいな手に汗握る展開を頼む。

 

今回でアンダーワールドシリーズは終わり。
次回はIRON DOORS。タイトルからは全く想像がつかないぞ。期待。