グロが苦手なゾンビ

雑記ブログに転向しました。ホラー映画ばっかり見てると辛いもん。

操り人間

あいうえお順ホラー第18作はこちら。

操り人間

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 原題はCASSADAGA。アメリカの地名。誰が邦題考えたんだろうね。

 

あらすじ

妹を失い傷心の主人公(女)は、とある富豪の家に特待生として招かれ、教師をしながら美術を学ぶことになった。ある日、たまたま知り合いになった友人に連れられて霊能力者を訪ねることに。霊と話ができるとのことなので、死んだ妹と話そうとするが、別の怨念に取り憑かれてしまい、、

感想
奇人と幽霊のホラー。奇人に殺された幽霊に取り憑かれて振り回される主人公の不幸を描くストーリー。あんまり面白くなかった。

無駄に多い設定
奇人と幽霊の共演というだけでお腹いっぱいなのに、必要そうで必要のない設定がポイポイ出てくる。秀才な妹設定とか主人公の耳が聞こえない設定とか冒頭のアレを切っちゃうシーンとか二階の変態とか必要だったのかな。不要なものが多いくせに大事な設定は掘り下げが足りず、中途半端な印象。やるならとことん掘り下げてほしかった。

行き当たりばったりな展開
妹死亡から霊能力者、取り憑かれて奇人コースはちょっと強引な気がする。妹が死んだのは霊能力者に繋げたいからとしか思えない。
奇人は悪魔のいけにえレザーフェイスのパクリで設定も中途半端。追いかけられるシーンとかそっくり。本当にあれを切ったにしては見た目が男らしすぎるんだよな。
タイトルも名前負け。まともにタイトルっぽいことをしてるのは2シーンくらいしかないし、動機もよくわからない。冒頭から想像すると心は女という設定。美しい女への嫉妬が奇行の動機ならば、秘密の地下室では女の服装や化粧をするとかして変態性を出すとかやりようがあったのではないか。まぁ操り人間にする意味はそれでもわからないのだが。
オチの導入も雑。車で逃げきったと思って歓喜のあまり暴言吐くのはいいんだけど、それで対向車とぶつかりかけてクラッシュするのはベタすぎてがっかりだよ。感動させようとする妹とのからみも、そのシーン冒頭にもあったじゃん、としか思えなかった。
ラストCパートも本当に意味がわからない。最後にビックリさせてやったぜ(ドヤァ)ってことなのかな。製作者の自己満足にしか見えないんだよね。

まとめ
見ていて何がしたいのか本当によくわからない。この文章力で言えたことではないが、キャラ、ストーリーぬ筋が通っていないと感じる作品。

次回はアザーズ。おすすめの棚にあったので面白いでしょう。期待。